理由なき殺人者。

おざんぷ。
首切り役人とかまたどスレレートなとこついてきたなそらち！
物腰やわらかい兄ちゃんの奥底に薄暗い影がぐるぐるしてそうでものそい楽しみ。松陽せんせい絡めてくるかな。きたら泣いちゃうなこれ。
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ちょっと前にヒガシノケイゴをはじめて読んだんだけど。ちょっと前というか二年くらい前にも一度よんだんだけどガリレオの一期が流行ってた頃に。流行りにのってガリレオせんせいの短編集みたいなのだったんだけど、なんかね、ちょっと合わなくてね。ぶったけあまり面白くなかったんです。でも映画化もされてるしガリレオ二期もおもろいし身内もフツウにおもろいって読んでるしでくやしくなって最近もう一度チャレンジしてみた訳です今度は容疑者Ｘの献身ってやつ。そしたらね、すっげ面白かったの。読み終えたあとあれ？ほんと同じ作者？ってなるくらいほんと面白かった。そっから詰んでた聖母の救済も真夏の方程式も読んだけどぜんぶ面白かった。面白かったんだけど、なんだろうこの二年もムダにした気持ち・・・なんつかヒガシノさんは、まだガリレオせんせいのやつしか読んでないんで他の話はわかりませんが、圧倒的に短編より長編の方が面白いひとなんだなと思いました。二年前に長編から読んでりゃなあちくしょう。

続きで感想？というかひとごろしの話。
ヒガシノケイゴだいすき！というひとは見ちゃいやん。

ひとをころしたり罪を犯したりするのに理由は、そりゃ納得も共感もできる理由ならある程度すっきりするし献身的だったり同情の余地があったりするのは心のもっていきどころが容易いだろうけど、おはなしとしてはもう少し突き放してくれた方が好みかもしれない。私は殺されたくない、だから他人に殺さないでと勝手な主張をしているに過ぎない。と言った紅子さんがシンプルで利己的で一番好ましく思ったのは、納得は出来ても共感できなかったからだと思 う。綺麗に答えとか心の落ち着き先が用意されているとどうしてもそこで思考が止まってしまうのが、なんというか個人的にちょっと勿体ない気になる。ほんと面白かったんだけどさ！